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フラワーデザイナーの日誌

  • 2003年8月30日「ホテル編」 - ブーケセミナー -
  • 今日はある結婚情報誌が主催するブーケセミナーの日。結婚を控えている方を対象としたセミナーで、宴会場でブーケを製作した後にホテルのデザートビュッフェを楽しむというイベントだ。

    会場には情報誌の方が2人とカメラマンが1人いて、セミナーの様子を取材しそれがまた秋ごろに発売される雑誌にレポートとして載る。店長が講師で二人の先輩と私の3人でそのアシスタントをした。

    作るブーケは白いアートのバラを使ったもので2種類。どちらか好きなデザインを選んでもらい、2つの作り方を同時進行で進めていくので大忙しだ。昨日からある程度準備を進めていたけどブーケを作ったことのないお客様ばかりなのでなかなか先に進まない。

    確かにワイヤーを通したり、テープを巻くのは初めてではなかなか難しいと思う。各テーブルで次々に呼び止められては教えて、また次呼ばれて・・を2時間半続けてようやく完成したブーケは、挙式当日に持つ人もいればウェルカムボードなどに飾る人もいる。

    「出来ない、私には無理」とおっしゃっていたお客様も最後はちゃんと出来上がって喜んでいた。それが何よりも嬉しい。

    お客様を見ていてふと何年か前の自分を思い出して懐かしい気持ちになった。私もまったくの素人でブーケを作ることを仕事にするとは思っていなかったのに、今はここで働いている。人に教える立場になっている。自分ではそれがすごく不思議なのだ。

    3年くらい前だったと思うけどまだOLをしながらフラワースクールに通っていたころ、レッスンの間の昼休みに友達と話しながらランチを食べていて、将来はどうするのかという話題になったことがあった。

    その頃は会社を辞めることだけは決めていたけど具体的にどこで働くかは全く決まっていなかった。とりあえず花屋さんで働ければどこでもいいやとしか思っていなかったのに、その日は深く考えずになんとなくホテルの花屋でブーケを作るのも面白そう・・と言った。

    それを聞いた友達にブーケは花に傷ひとつつけられない神経の使う仕事だから私は嫌・・みたいなことを言われたと思う。それを聞いて私もそう言われてみればそうね・・・と思ったくらい、ブーケを作るということがどんなに大変なのかも分かっていなかった。

    ただ単に一生に一度しか持たないブーケを作るということがものすごくすてきなことに思えてそう言ってしまっただけだったのだ。

    それが気がつけばいつの間にかブーケを作っていて、スクールに通っていた頃に口にしていたことが全部叶っている。

    それは自分の努力ではなくて周りの人に恵まれて支えられて得たものであることは自分でもよく分かっているので、これからその期待に応える努力をしていかないといけない。

    嬉しそうに写真を撮っているお客様を見ながらもっと自分を磨いていかなくてはいけないなと思った。

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