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フラワーデザイナーの日誌

  • 2002年12月28日「ホテル編」 - 長い一日 -
  • とうとうモデル本番の日が来てしまった。実は風邪をひいてこの3,4日はバタバタと大変な数日を送っていた。始まりはクリスマスの25日。仕事をしながら朝から何か背中が寒いのだ。

    それが時間がたつごとにどんどん寒気がひどくなっていって夜には熱が出ていた。でもクリスマス商品は25日中に片付けないといけないし・・でいろいろと忙しくて結局熱を出しながらも仕事を続けた。

    次の日は一日休みだから多少無理しても大丈夫だと思っていたら、休み明けの日も熱が下がっていなくて結局仕事を休んでしまった。仕事を休んだのは初めてだったのでかなり落ち込んだ。

    遅刻、早退、欠勤がないことだけが取柄だったのに・・・。出勤しようと思えばできたかもしれないけど、休んで熱を下げなければ次の日モデルとして歩くのは無理だと思ったのだ。

    微熱ではなくこんなにまともに熱を出したのは高校生の時以来だから10年ぶりくらい。こうなったら仕方がないので大嫌いな病院に行くことにした。

    行ってみると年末のせいか、風邪がはやっているのか人が多くて、受け付けしてもらってから診察してもらうまで1時間半もかかった。

    それもあまりに長い待ち時間でだんだんしんどくなってきて、途中からベットで寝ながら待った。やっと診察してもらい明日の朝までになんとかして熱を下げたいと言う私のわがままをお医者さんは点滴で応えてくれ、生まれて初めての点滴を体験。

    そして点滴に1時間半。終わってやっと帰れると思ったら初めての点滴に体がびっくりしたのか受け付けの前で貧血を起こしてまたベットに逆戻り。結局家から歩いて1分ほどの病院なのに帰り着くまで4時間もかかった。

    こうしてなんとか熱は下がり今日は8時半に美容室に入った。1時間で髪とメイクをしてもらってすぐにリハーサルへ参加。そこで歩き方やポーズをとる場所などをスタイリストさんと決めてから出番まで控え室で待った。

    待ち時間の間にプロのモデルさん4人と一緒に軽い食事をとり休憩。やっぱりプロのモデルさんは足が長くてスタイルがよくて素敵だ。

    モデルは違う世界の人たちだと思っていたけどみんな気さくで話しやすい。風邪でしんどそうな私によく効くから、と風邪薬までくれた。

    1時間くらいたってからドレスに着替えてそこからさらに1時間近く待機。会場へはショーが始まる10分ほど前になってから移動した。

    私が持つブーケは赤に黄色が少し入ったチューリップとオレンジの小花を合わせたクラッチで右手で抱えるようにして持つタイプ。会場の前でブーケの見せ方などを最終確認してショーが始まった。

    まず4人のバイオリニストの演奏で始まり次にオペラとともにプロのモデルさんが入場。各モデルで曲が変わるという構成で私の出番は3組目だった。待っている間は緊張していなかったけど、会場のドアの前に立ったときにやっぱり緊張してきた。

    とりあえず転ばないようにドレスの裾に気をつけてゆっくりゆっくり歩いた。会場内は照明が落とされているのでスポットライトを当てられているとそのライトのまぶしさと会場の暗さで、以外とお客様の顔は見えない。

    後で思えばそれですごく助かった。200名以上の顔がはっきりと見えたらきっともっと緊張していたと思う。

    ショーが無事終わってすごくほっとした。歩くのは短い時間だけどそれまでの準備にたくさんの人の手がかかっているし、その人たちがみんなショーをいいものにしようとして初めて成り立っているものだからちょっとプレッシャーもあった。

    でもたくさんの人の努力とか仕事の過程を間近で見ることが出来て自分にとってとてもいい経験になったと思う。私は人から注目されるのは苦手でモデルにも向いていないと思うけど、花という仕事でここまで幅広く経験させてもらえるなんてとても幸せなことだ。

    これから仕事にも自分自身にもこの経験を生かしてもっといい花屋さんになりたい。

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