フラワーデザイナーの日誌を紹介しています。求人情報もたくさんあります。

植物広場

花屋>フラワーデザイナーの日誌>022

イラストウォーク

フラワーデザイナーの日誌

  • 2001年8月6日「ショップ編」 - 贈り物の難しさ -
  • この仕事に就いてから人に贈り物をすることの難しさを感じることがよくある。お客様(女性)から誕生日のお祝いに観葉植物を届けて欲しいという依頼を受けて配達に行った先でのことだ。

    一方通行が多い狭い道を車で走り回ってやっとマンションを見つけた。お祝いだし喜んでもらえるものだと思ってインターホンで事情を説明するとお届け先の女性は一言「はぁ」。あれ?来るタイミング間違えた?と思っていると本人が玄関に出てきた。

    ちょっと困ったような表情をしている。ま、とりあえず無事届けられたしと思ってマンションの通路をエレベーターに向かって歩いていると、さっきの女性に後ろから呼び止められた。

    「ちょっとすみません。この鉢ってお値段おいくらですか?」

    その時に気がついた。この女性にとって誕生日のプレゼントははっきり言ってあまり嬉しくない、どちらかと言えば迷惑なのかもしれないと。それは贈り主の女性との人間関係にあるのか、プレゼントのお返しをしないとけないのがわずらわしいのか・・・。

    もしかしたらその両方かも。観葉植物が気に入らないだけなら値段は聞かないだろうし。二人は仲のいいお友達同士という間柄ではなく、仕事などでの義理でプレゼントを贈りあう付き合いなのだろう。

    苦労して探したマンションだっただけに何だか迷惑そうな顔をされて私もがっかりしてしまった。あの観葉植物はかわいがってもらえるかしら。

    でもお礼をしようとするだけまだいいかもしれない。お礼ががなかったためにこちらが大変な思いをしたこともある。胡蝶蘭一鉢とブーゲンンビリア二鉢を御礼として三人の方に送って欲しいという依頼を受けた時のことだ。

    商品を送ってから一週間ほどして依頼主のお客様(女性)から電話があって、一週間経つのに三人からお礼の電話が無いのでちゃんと送ったのか確認してくれということだった。

    配送業者に問い合わせると確かに三人とも受け取っていることが分かったが、一人だけ留守のため指定日から二日後に届けていた。でもそれは受け取る方のご希望を聞いて二日後に持って行ったのだから問題はない。

    依頼主であるお客様に「ちゃんと届いています」と報告すると、「でもいつもは送ってすぐにお礼の電話があるのにおかしい。花が枯れていたのではないか」言い出した。「三人に電話して花が枯れていなかったか確認して。

    特に二日後に送った方は心配だから代品を発送してちょうだい」と言われた。なんでお礼がないくらいで花屋が電話しないといけないんだ?

    それに二日後に送ったのは届け先の方が自分の都合で配送業者に依頼されたのだから、例え花が枯れていたとしてもこちらに非があるわけではないと思うんだけど・・・。

    それでもとりあえず確認してみることにした。まさかお礼のことは言えないので、「伝票がややこしかったためにちゃんと届いたか確認させてもらってます」ということにして(苦しい)連絡をとった。

    一軒目のブーゲンビリアの方は・・・

    「まぁ~、綺麗なお花を送って下さって楽しませてもらってます。ありがとう。ありがとう。ほんと綺麗・・ありがとう・・・」とこんな調子でとても喜ばれて「ありがとう」を20回は言った。

    私にお礼を言ってどうするー。送り主に早くお礼を言わないから私がしなくてもいい電話をしてるんやー。

    二軒目の胡蝶蘭の方は・・・

    こちらが名乗ると面倒くさそうに「あぁ、胡蝶蘭ね。届いてますよ」と言われた。胡蝶蘭の面倒を見てくれるか心配・・・。

    三軒目の方はお留守で連絡が取れない。

    この方が二日後に届けた方で一番花の状態を確認したかったのに困ってしまった。その日一日何度も電話したが結局は閉店までに連絡が取れなかったので、送り主の方に報告しようと電話をすると「あぁ、お礼の電話がきたのよ」。これで終わりである。

    こちらは仕事だけど一日それで気を揉んで電話をし続けたのから「すみません」の一言くらいあってもいいのに。間違い無く類は友を呼んでいる。

花屋|フラワー教室|造園業|グリーンクリエイター|お問い合わせ

Copyright (C) 2017 植物広場 . All Rights Reserved